Contents
所有マンションを「すぐに売りたい!」時はどうする?
◎仲介以外での不動産売却方法「買取」
◎買取による売却での経験談
◎不動産買取のメリット
◎不動産買取のデメリット
◎所有マンションを即座に売りたい事情がある!
◎周囲に知られることなく、物件を早めに売却したい!
◎なかなか物件が売れない、、
◎物件の買取ってどんな感じ?
今日の記事は、そんなトラブルや悩みを持つマンション・オーナーの方、戸建てオーナーの方、マンション物件を売却したいが、色々と事情があって困っているという人たちに向けて書いています。
こんにちは。わくわくふどうさんの倉沢涼子です。
私たちは世田谷エリアの皆様に地域密着し、世田谷を代表する不動産エージェントになることを目指しています。
私たちの会社のミッション。使命と理念。それは世田谷の方の暮らしや住まいに関する悩みを解決し、笑顔になってもらうことです。
今回は、「様々な事情で所有物件を即座に売って現金化したい場合に、どういう手法があるのか?」について説明していきます。
ある日、こんな相談をされて・・・
先日、お客様であるAさんからこんな相談を受けました。
Aさんはマンションを5年前に購入し、ファミリーで住んでいるママさんです。
Aさん:『倉沢さん。私、今すぐに物件を売りたいんだけど・・・』
倉沢:『Aさん、急にどうされたのですか?』
Aさん:『2人目の子供ができた頃から、もっと広いマンションに住み替えたいって思っていたの。』
Aさん:『そうしたら、急に希望条件にぴったりの物件を見つけちゃったのよ。
早くしないと、他の人があの物件を買ってしまうし・・・。
今のマンションをすぐに売りたいんだけど、そんなこと可能なのかしら?』
焦りながら、事情を説明してくれたAさん。
倉沢:『もちろん、可能ですよ。その手法とは・・・・・・・』
そんなAさんに私はこんな説明をしました。今回はAさんへの説明を記事にしつつ、皆さんにもその手法をご紹介していきましょう。
物件の売却には2つの代表的な手法がある
不動産を売るには2つの方法があります。
手法①:不動産会社が仲介し、買主を見つける。 → 『仲介』
手法②:不動産会社が自ら買い取る。 → 『買い取り』
手法①:『仲介』は、不動産仲介会社に売却の依頼をする。
手法②:『買い取り』は不動産買い取り会社に買い取りの依頼をする。
「仲介」とは?
皆さんが通常イメージする不動産会社のビジネスは「仲介」ではないでしょうか。
物件を売却したい「売り主」のエージェント(代理人)として、物件の告知活動&販売活動をしながら買い主を見つけます。
不動産仲介会社は、「売り主」と「買い主」をマッチングさせる機能を担います。
契約が成立すれば、不動産仲介会社は「仲介手数料」を受け取ります。
「買い取り」とは?
不動産会社が自ら「買い主」となり、売り主であるお客様から直接、物件を買い取ります。
これらの会社は「不動産買い取り会社」「買い取り業者」と呼ばれます。
不動産買い取り会社は、自ら物件を仕入れ、その物件をリフォームしたりリノベーションします。
物件に高い付加価値を付与し、新たな物件として再販売します。
それでは「仲介」と「買い取り」のそれぞれのメリットとデメリットを見ていきましょう。
「買い取り」のメリット①:現金化が早い/すぐ売れる
「仲介」と比較した「買い取り」の最大のメリット&利点は、短期間で物件の売却が可能なことです。
買い取り業者を使う場合、数日から数週間という短時間での売却と現金化が可能となります。
それに対し、仲介の場合はいつ買い主が現れるのか、全く予測ができません。
現金化を急ぐ場合や、売却に長い時間をかけられないケースもあるでしょう。
そういう場合は、不動産買い取り会社の利用がオススメとなるでしょう。
それではここで、買い取り業者を上手に活用して、物件をスピード売却したBさんの実際の不動産買取の体験談をご紹介しましょう。
Bさんは、親からの遺産相続により相続した、都内の分譲マンションの売却を急いでいました。
昨年末に高齢により母親が亡くなりまして、母が所有していた都内の分譲マンションを相続しました。
しかし、分譲マンションを相続したものの、私は現在、北海道に仕事と住居を構えており、当分都内に戻ることはありませんでした。
また北海道で自分自身の仕事があることから、大家として賃貸で部屋を貸すことは物理的に難しく、物件は手放すことにしました。
しかし、不動産を売却したことがない私にとって、分譲マンションを売却することは未知の世界でした。
とりあえずインターネットで不動産売却について検索をして調べてみました。
幸いにも都内の中古物件の価格は上昇または横ばいのようでしたので、タイミング的には悪くありませんでした。
さっそくいくつかの不動産会社にあたってみまして、プロの方からアドバイスをいただきました。
担当の不動産会社の営業マンが言うには、下記のようなメリットとデメリットがあるようとのことでした。
①築年数がだいぶ経っている。
②そのため、分譲当時からリフォームをしていないので、売却するにはリフォームが必要。
③リフォームをしないのであれば、時間をかけないと買い手が見つからない。
①ターミナル駅から徒歩4分の好立地であり、公園&スーパーが近くにあり、住環境に優れている。
②大手不動産会社の信用とブランド力
遠方に住んでいるため、物件の維持・管理する気持ちはなかったので、売却をしたい意向が強いと担当者に説明をしました。
すると売却方法の一つとして、「不動産の買取り」があると担当者の方から提案をもらいました。
イメージとしては「家電・家具」の買取りに近いとのことでしたが、イメージが掴めず、詳細を伺うと、「不動産の買取り」のメリット・デメリットも詳細に説明してくれました。
Bさんが不動産買取で感じたメリットは下記に集約されると思います。
①「売主(不動産会社)」が都内にはたくさんあるので、すぐに売却(現金化)できる。
②売主が買主に対して責任を持つ「瑕疵担保責任」を免除できる。
③売価にリフォームのお金を掛けなくても良い。(持ち出しが少ない)
Bさんが感じた不動産の買取でのデメリットは下記の1点となります。
①「一般のお客様(エンドユーザー)に売却するよりは価格が安くなってしまう場合がある」
説明を聞いて、価格的な面での迷いはありましたが、分譲マンションは毎月の管理費・修繕積立金また固定資産税もかかってきますので、できる限り「早期に売却」をしたいと思っておりました。
賃貸に出すという選択肢はありませんでした。
賃貸に出す際には、リフォームをしなければ借り手はつかないと云われたからです。金銭を持ち出すことに抵抗があった為、売却という選択肢をとりました。
家族で相談した結果、「不動産の買取り」を不動産会社の担当者にお願いしまして「査定」をお願いしました。
さっそくいくつかの買取りを行っている不動産会社より、回答(買付証明書)をもらいまして、条件面で合意に至った不動産会社に売却することになりました。
買付証明書をいただいてから、引渡しまで1か月というスピードで売却代金をいただけました。
とても満足いく売却となりました。
今後私の様に相続を契機に売却をするケースは増えていくかと思いますので、早期売却する選択肢の一つになっていくのではないかと思います。
【Bさん談・終わり】
「買い取り」のメリット②:仲介手数料が不要
これは当然ですね。買い取りは「仲介」ではありませんので、仲介手数料は不要となります。
一般的に仲介手数料は「成約金額の3% + 6万円」となっています。
※売買代金が400万円以上の場合
仲介手数料が不要な点も「買い取り」で物件売却をする魅力のひとつでしょう。
「買い取り」のメリット③:他人に知られずに物件の売却が可能
マンション等の不動産物件の売却には、物件オーナー様の様々な事情が存在します。
なかには家庭のトラブル等、近隣住民や知人に知られたくない事情でやむなく物件を売却するケースもあります。
そういった場合、売り主のプライバシーをしっかり保護できるのが「買い取り」のメリットです。
買い主を探すための広告活動(インターネット広告の掲出や折り込みチラシのポスト投函)が不要なため、周囲の人にマンション売却の事実を知られるリスクを最小化できます。
それではここで、買い取り業者を賢く活用して、プライバシーを守りながら秘密裡に物件売却に成功したCさんの体験談をご紹介しましょう。
Cさんは、突然の離婚という家庭トラブルによって、マンション売却を余儀なくされました。
昨年に秋に、5年間の結婚生活にピリオドを付けました。
世間では離婚は当たり前の風潮がある中、まさか自分がそのような事態になるとは思ってもいなかったので、大変困惑しておりました。
女性はとても現実的なリアリストです。
妻は淡々と事務的に作業を進めていったので、男性の私としては複雑な心境でした。
その中で、結婚当時にお互いにお金を出し合って購入した、分譲マンションをどのようにするのか決められずにおりました。
このような状況では、賃貸物件として貸し出して賃料をお互いが得ることは気持ちの面からも難しく「売却」の選択しました。
ただ、お互い仕事で忙しく、またできるだけ同じ空間にいることは難しかったので、できる限り早期に売却することが望ましいと思っておりました。
また、妻の知り合いも多い場所なので人に知られるようなことは避けたい意向も強い面がありました。
つまりスムーズに売却することが大きな動機となっていました。
そんなとき大手不動産会社の広告に「早期売却可」「人に知られずに即・売却」などの文言が記載されていました。
さっそく連絡をして営業担当の方が訪問査定をしていただくことになりました。
来訪時は私が立ち会うことになり、2時間程お話をさせていただき、売却の事情・時期など包み隠さず話をして、営業担当の方も親身に耳を傾けていただけまし
その際に売却方法の中で関心のあった「不動産の買取り」についてご説明をいただき、早期に売却ができ、近隣の人にも知られずに売却ができるとの事で、お願いをいたしました。
買取りをしてもらう不動産会社の方もプロなので、秘密厳守で引渡しをするまでは一切外部に漏れることはありません。
私は離婚の事実だけで精神的にダメージを受けていましたので、不動産の売却まで落ち着いて考えることはできませんでした。
しかし、決めなければならないことでしたので、このような不動産の買取り手法は私にとっては、大変良い手法かと思います一
一般的には住み替えは明るいイメージがありますが、私のような場合もありますので、是非とも「買い取り」を選択肢の一つにしてみることをお勧めいたします
【Cさん談・終わり】
「買い取り」のメリット④:瑕疵担保責任が免除される
「仲介」で物件を売却した場合、契約成立後もまだ安心できません。
引き渡しをした後に買い主のクレーム等でトラブルになる可能性があるのです。
「仲介」の場合、売却してから1年以内に物件に不具合、瑕疵があると、売り主に瑕疵担保責任が発生し、修復に多額のコストがかかる可能性があるのです。
最悪の場合、損賠賠償問題に発展する可能性もゼロではなのです。
「買い取り」の場合、瑕疵担保責任が免除されます。仮に物件に欠陥、瑕疵があったとしても、売り主はそれに対して責任を負う必要はないのです。
「買い取り」のメリット⑤:オープンハウスの準備が不要
仲介において買い主を探す場合、「オープンハウス」が必要となるケースが多いです。
オープンハウスとは、セール中の物件を買い主の候補者に自由に見学してもらうことを意味します。
オープンハウスで物件を円滑に売却するためには、入念な清掃が必要です。
また、オープンハウス開催期間中は、売り主は家を空ける必要があります。
場合によっては、短期間ながらウィークリーマンション等の別の宿泊施設に滞在する必要が出るかもしれません。
それではここで、不動産買い取り会社を上手に活用して、オープンハウスの手間や煩雑さを解消しながら、物件をスムーズに買い取ってもらったDさんの体験談をご紹介しましょう。
当時Dさんは愛するペットのために、オープンハウス開催が難しく悩んでいました。
先日、25年住んだ分譲マンションを無事に売却することができました。
購入したのは、当時大規模に開発された団地の分譲棟のマンションで総戸数は2,000戸になります。
子供も独立して夫婦だけになりましたので、地方でリタイア生活を愉しむことが現役時代からの夢でありました。
念願の夢が叶う前にクリアしなければならないのが、「現在の我が家」をどのようにしていくかでした。
地方で住んで、賃貸オーナーになって物件を維持管理していくのもあるのかもしれませんが、私ども夫婦が亡くなってから子供に負担がかかるのは申し訳ないと思いますので、頭がハッキリしている今のうちに売却をしようと夫婦で考え決めました。
しかし、いざ売却を考えると、どのようにして良いのか分からず地元の不動産会社に相談をしました。
営業担当の方が「物件を把握しないとご提案ができません」と仰るので査定訪問をしていただくことになりました。
査定結果は査定価格と成約時期等、近隣の相場状況を伺いました。その中で一つ問題がありました。
それは飼育していた「犬・猫」の匂いです。
子供が独立した際に妻がどうしても飼いたいとせがまれ飼うことになったのですが、今や家族同然の彼らたちです。
勿論、移住してからも連れて行く気持ちでおりましたし、犬は思いっきり走らせてやりたい気持ちもあります。
しかし、不動産の営業担当はいち早くそのことに指摘をして・・・・
『お客様は一生の買い物をするので、犬や猫などの匂いは敏感な方が多いです。
またアレルギーを持っているお子様をお連れするには事前の告知も必要になります。』
・・・と説明されました。
私どもとしては、一時的にも彼らを外に預けることは出来ても、案内の度に連れ出すのはとても大変に思いました。
「このままでは売れないのかな」と思い始めていた時に、営業の担当の方から部屋を案内しなくても売却できる方法のご提案をいただきました。
それが「不動産の買取り」です。
プロの不動産会社の担当者が内見して購入希望金額をご提示していただけるので、匂いや部屋の状況に気を遣わなくても大丈夫とのことでした。
せっかく来られたお客さんに気を遣わせては申し訳ないと思い、営業の担当者の方にお願いをして「不動産の買取り」で売却をしたい旨をお伝えしました。
さっそく、買取り不動産会社の方が来訪され購入金額をご提示いただきました
金額や引渡時期に異論はありませんでしたので、その場でOKサインを出しました。
お蔭さまで彼らをペットホテルなどに預けるなど懸念していたことは一切なく、引き渡しまでスムーズにことが運びました。
契約から引渡しまでの時間も無理を云ってしまいましたが、柔軟にご対応いただけて本当に良かったです。
このような「不動産の買取り」があると私どもののような事情を抱えている場合でも、不動産の売却ができると思います。
【Dさん談・終わり】
買い取り業者の唯一のデメリット:買い取り価格が安い
買い取り業者を使うメリットは上記のように沢山あるのです。そして、デメリットはシンプルに1点のみです。
それは、買い取り価格が安いことです。
不動産買い取り会社(買い取り業者)は、自社でリスクと取って物件を仕入れ、リフォームやリノベーションをして物件を再販します。
適性利益を不動産会社が得るためには、仕入れる物件の金額の買い取り価格を低く見積もるのは致し方ないことではないでしょうか。
それは本当にデメリットでしょうか?
全ての事象にはメリットとデメリットが存在します。全ての事柄にはリスクとリターンがあります。リスクとリターンはバランスします。
不動産売却において「買い取り」のデメリットは、買い取り価格の低さだと説明しました。
でも、それは本当にデメリットでしょうか。
「時間こそが最大の資産」という観点でみると、スピード売却&現金化の早さは魅力的です。
見えないリスクである「瑕疵担保責任」が免責されること以上のリターンやメリットはあるでしょうか。
正しい買取と不動産会社の選び方
一般の人にとって不動産売買は人生でも多くの経験があるものではありません。
そのため、どの不動産会社に頼めば良いのか分からないのは当然のことです。
それが「買い取り」依頼であればなおさらです。
買い取り案件はまだまだ数が少ないのが実情です。一般の方が「買い取りにベストの不動産会社」を自分で選ぶのは難しいでしょう。
そんな時は我が社、わくわくふどうさんにお任せください。
それではここから弊社わくわくふどうさんの強みと特長をご紹介していきましょう。
わくわくふどうさんの『クチコミ実績/相対で対応/秘密厳守』
わくわくふどうさんの『買い取り対応/強引な営業は皆無』
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