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<この記事を読んでほしい人>
◎祖師ヶ谷大蔵で賃貸物件や不動産屋を探している方
◎祖師ヶ谷大蔵の住心地や街の事を知りたい方
◎祖師ヶ谷大蔵ゆる散歩その1を呼んだ方
祖師ヶ谷大蔵ゆる散歩その2スタート!
そろそろ南に向かいます。小田急線の線路のほうへ戻ろう。
少し行くと中学校がありました。
さすがに中学生ともなると勝手に飛び出さない。これくらいの門でガードできるようになる。
自治会が自主的に「30」って速度制限を貼り出してる。通常の速度制限より落とせってことなのかな。
「あ、ここ道路標識も30km制限ですね」
「良かったー。警察が決めた速度制限は認めない!ってことかと思いましたよ。サクッと法律を踏み越えている」
「これ、自治会が『100km』とか出してるほうが怖いですね」
「警察が30kmとか言ってるかもしれないが、この街ではこの街のルールに従ってもらう!」
「もはや西部劇のならず者になっちゃってる」
さて、このあたりは祖師谷3丁目なんですが……
「成城」を名乗るマンションが現れはじめました。
「祖師谷エリアは、成城7丁目、6丁目、9丁目と隣接しているので、日本を代表する高級住宅地・成城エリアと言っても過言ではないんですよ」
「なるほどー。高級住宅地だけど下町感もある、って感じなんですね」
「怒ってますね」
「怒ってますね~」
「これ、世田谷でよく見る犬糞看板なんですけど、このプンプン怒ってるマーク、5個出てるパターンもあるんですよ」
「怒りが5段階なのかな。2個だと『ちょっとイライラ』みたいなの」
「看板を家に設置するとき、区役所の人が家主に怒りレベルを聞くとかだったらいいな」
小田急線の線路が見えるところまで戻ってきました。
ウルトラマン商店街の入り口がありました。ウルトラマンが飛んでます。
夜になったらカラータイマーで道を照らすのかな。光量すごそう。あと虫が集まりそう。
祖師谷名物、ダブルコーン。大きさが違うコーンを上下に組み合わせる上級技です。
倉沢さん「ここは世田谷区立砧図書館です。」
「ローカルの図書館としては大きいですし、なにより綺麗なんですよ。うちの社員のお子さんもここで受験勉強をしたらしいです」
「これもウルトラマンがモチーフなんですか?」
「どこにウルトラマン要素ないでしょ」
「誰かが図書館のライトにウルトラマンの落書きをしている」
「いろいろすごいですよこれは。祖師ヶ谷大蔵住民は落書きとかでウルトラマン書いちゃうんだっていうのとか、この少ない画数でウルトラマンって分かる凄さとか」
あ!駅前の広場にベンチを置いていた「祖師谷地区社会福祉協議会」!
ここにも椅子を置いてまわっているのかー
「『青春』ですって。すごいしょんぼりしてますね」
「よく見ると裸足だ。靴を隠されたんだろうな」
「いじめっ子が靴を隠したのはわかっているけど、面と向かってキレることもできず、しゃがんで泣くばかり……」
「悲しい青春……しかしそれもまた青春……」
このお宅の桜の木、ものすごい立派ですね。
区の保存樹木に指定されていました。
「あの保存樹木、もうすぐ小田急線の線路に届きそう」
「『保存樹木 vs 電車』は見ごたえありますよ」
「ほこたて風に言うと『絶対に切り落とせない樹木 vs 絶対に遅れられない電車』ですね」
「賢い旅人が『その電車でその樹木を突いたらどうなるんだ?』って聞くやつ」
「樹木が倒れて終わりでしょうね」
保存樹木の裏手に材木屋がありました。
さっきの樹木切りたいだろうなぁ。「どうですかそろそろ~?」とか言いながら、手でチョキ作ってるの。
あれ、材木屋さんにも立派な木がある。
こっちは保存樹木じゃないみたい。「どうですかそろそろ~?」って聞かれたら、そっちを先に切れよ!って言おう。
小田急線のガードをくぐります。住所は砧8丁目。
今まで祖師ヶ谷大蔵駅の北側をぶらぶらしていましたが、南側も歩いてみましょう。
あれ、さっきまでの下町感と打って変わって、割りと新しめの集合住宅があちこちあります。
街のコンクリート総量が多い。線路一本挟むだけでずいぶん変わるんですね。
かと思えば、一階部分にお洒落な小料理屋っぽいところもあります。
こういうところの常連になるのって、大人の階段を登る感じありますよね。
「新宿から約20分ですから『俺の街にいい店あるよ』って誘ってもちょうどいい距離感だと思うんですよ。」
「商店街の方にもいいお店たくさんありますしね。カッコつけすぎない方が男も女もモテると思うんですけど、どう思います?」
「あー、気張らないほうがいいっていうの、ありますよね。無理するとボロが出ますもん」
この辺りで一番高い建物がこちらのマンション。
低層階には銀行や居酒屋、ゲームセンターなど店舗が入っています。
スーパーのOdakyu OX祖師谷店もここ。
もうこの建物から出なくても暮らしていけそう。
写真館の店先にはレトロな写真機が。
地元の写真館で節目節目に写真を撮るとか、昭和の大家族っぽくていいですね。
「関根勤は子供のころ毎年写真館で写真撮ってたらしいですよ」
「へ~」
「子供のころからあの顔のまんまなので、つなげるとGIFアニメみたいになってましたよ」
祖師ヶ谷大蔵駅南側まで来ました。
南側にもウルトラマン商店街が伸びてます。こちらにはバルタン星人の形の街頭が。
この中にバルタン星人が……と思ってのぞいたんですけど、違う怪獣でした。
あと、この写真で僕の頭頂部がハゲてないことがわかって安心しました。
何の変哲も無い吉野家ですが、実はこの周辺には吉野家は出店しておらず、祖師ヶ谷大蔵店が貴重な一軒なのだとか。
経堂にも千歳船橋にも成城学園前にもない。夜中に食べたくなったらここに来るしかありません。
吉野家の前にはウルトラマンのモニュメントがありました。
「ボタンを押すとウルトラマンテーマソングを聞ける」ということで押してみたのですが……
ピカーっ!
ピカーっ……
……
鳴りませんでした。
「心が汚れている大人には聞こえないのかもしれませんね」
「逆に犬がめっちゃ吠えたりしないですかね」
「そっちの周波数で流してるの!?」
駅前に戻ってきました。
ウルトラマン商店街のメインストリートは、小田急線と直角に南北を通っているのですが、小田急線に沿って東西に伸びている箇所もあるんです。
こっちにも行ってみましょう。
ニシキヤ洋菓子店。
レトロな洋菓子店って感じでいいですねー
「熟成生パスタ」の看板も「肉と野菜のマリアージュ」を書いた人に書いてもらったほうがいいんじゃないでしょうか。
「全く統一性のない雑居ビルですよ。ザ・雑居ビル」
「ファミマとココスで摂取しすぎたカロリーを、整体と薬で整えるんでしょうね」
そういえば、ウルトラマン商店街の街頭、子供たちが標語っぽいものを貼ってるのがあるんですよ。
これはギリギリ575ですね。
ウルトラマンがお母さんを攻撃してるんですが、それは大目に見るとしまして。
575じゃないのもありました。「明るく楽しいへいわな祖師谷商店街」
「575関係ないみたいですね」
「フリースタイルだったか」
メインストリート脇にあった「まるよし横丁」みたいに、こちらにも横丁がありました。
パイプを組み合わせた手作り感のあるゲートの向こうに……
飲食店が居並ぶ路地が広がっています。
「祖師ヶ谷大蔵は昼の雰囲気と夜の雰囲気とまた違うので、『レトロ感&ディープ感』がより深いんですよね」
「いいですねぇ、こういうところに行きつけの店ができるとかっこいいなぁ」
この商店街にも「祖師谷地区社会福祉協議会」の椅子があったので、座らせてもらいました。
歩き疲れてぐったりするおじさんたち。
「お腹が空きました……。祖師ヶ谷大蔵でおすすめのグルメはありますか?」
「グルメですか……本当にお店が多いんで困りますね……。洋食なら『キッチンマカベ』がいいですね。」
「ドラマ『ランチの女王』の雰囲気といえば伝わるでしょうか。その隣の『ごち』もおすすめですよ! 店主の魚に対する愛とアイデアは一見の価値があります。」
「ご親族がエビを扱うご商売をしているとの事で、エビの刺身や串焼きは秀逸です」
「中華なら岡田屋さんもセット系メニューが充実していますよ。」
「私が祖師谷に住んでたころは、ジャージのままフラッといける気取らない雰囲気が好きでしたね」
美味しそうなお店がたくさん迷いましたが、昼飯は岡田屋さんに決定。
こちら回鍋肉定食。言わなくてもわかるでしょ? おいしいー。
祖師ヶ谷大蔵駅に戻ってきました。
こちらはネイチャードーナツで有名な「フロレスタ」さん。中華を食べたばかりだけど、もうドーナツ食べたい。
「ウルトラマン推し」というわかりやすい特長がありますが、商店街自体の歴史は古いので醸し出される下町感は本物。
個人商店とスーパーが共存できてるのも、歴史があるからなんでしょうね。
あとは一度夜に来てみたいなとも思いました。
美味しいご飯やお酒を楽しめるお店が本当にたくさんあるんですよねー。
周辺の経堂、千歳船橋、成城学園に比べると、一番庶民的な街かもしれませんね。
特に駅の北側は幹線道路や高い建物も無いので、余計庶民っぽさ、昭和っぽさを感じるのかもしれません。
同じファミリーでも、ウルトラマンよりちびまる子ちゃんの雰囲気に近い街でしたよ。
以上、祖師ヶ谷大蔵でした!
おわりに
最後までお読みいただきありがとうございます。
今回はサンポーさんの編集者お二人のご協力を頂き、祖師ヶ谷大蔵の魅力をお伝えしました。
「祖師ヶ谷大蔵で物件を探したくなった!」という方からのご連絡は下記までお待ちしていますね。